元プロゴルファーの朴セリが、新型コロナウイルス感染後初のSNS投稿を行った。
朴セリは4月26日にインスタグラムを更新。20歳で優勝した1998年の「全米女子オープン」当時の写真を掲載し、新型コロナに感染した現在の心境を明かした。
「多くの方が驚かれたように、私自身も急な知らせに当惑して心が痛んだ」と切り出した朴セリは、「陽性判定後、目の前に迫って瞬間に向き合ってみると、恐ろしさと心配が先走った」と、発覚直後の率直な心情を伝えた。
続けて、「この瞬間にも私よりも大変で不安な状況のなか、日常を続けている方も多いと思った」とし、「私が一生懸命克服して乗り越えることが、皆さまにとってまた異なる希望になるのではないかと思う」と前を向いた。
「もう一度私にやってきた危機の瞬間を、気を緩めずに克服したい」と伝えた朴セリは最後に、「平凡な日常は必ず戻ってくる。その平凡な日常の幸せを感じられる時間まで、もう少しだけともに頑張りましょう」と、国民にエールを送った。
朴セリは24日、新型コロナ検査で陽性判定を受けたことを公式に発表した。
去る21日に朴セリがMCを務めるNAVER NOW『セリザベス』(原題)に出演したミュージカル俳優ソン・ジュノが、23日に新型コロナ陽性が発覚したことで、朴セリも濃厚接触者に分類されていた。
なお、朴セリが代表を務めるバズインターナショナルのマネージャーや職員は全員陰性判定を受けたが、万が一を考慮してすべてのスケジュールを中断し、現在は自主隔離を行っている。
朴セリは『セリザベス』やE channel『遊ぶお姉さん』(原題)などテレビ番組に出演しているほか、自身のユーチューブチャンネルも運営しているが、これらの活動もすべて中断し、現在は隔離に努めている。
以下、朴セリの投稿全文。
◇
こんにちは。朴セリです。
多くの方々が驚かれたように…私自身も急な知らせにたくさん当惑し、心が痛みました。
新型コロナ陽性判定後、私の目の前に迫った瞬間に向き合ってみると、恐ろしさと心配が先走りました。
ですが、1~2日時間を持って考えてみると…この危機の瞬間にも私よりも大変で不安な状況のなか、日常を続けている方も多いだろうと思いましたし、私が一生懸命克服して乗り越えることが、皆さまにとってまた異なる希望になるのではないかと思います。
国の困難があるたびに韓国国民全員が一つになって克服できただけに、もう一度私にやってきた危機の瞬間を、気を緩めずに克服したいと思います。
平凡な日常は必ず戻ってくるでしょう。
その平凡な日常の幸せを感じられる時間まで、もう少しだけともに頑張りましょう。
最後に、新型コロナによって現場にいらっしゃる医療陣及び関係者の皆さまに、深く感謝申し上げます。
健康な姿で戻ってきます。
ありがとうございます。
◇朴セリ プロフィール
1977年9月28日生まれ。元プロゴルファー。1992年、当時中学3年のアマチュアながら、招待出場した韓国女子ツアーで初優勝。1996年にプロ転向した後、1998年に20歳の若さで「全米女子オープン」と「全米女子プロゴルフ選手権」で優勝。2016年に10月に現役を引退するまで、米国女子ツアー通算25勝(うちメジャー大会優勝5回)を記録した。2007年には韓国人及びアジア人として初めてLPGAの殿堂入りを果たしている。
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