MLB所属の韓国人選手が開幕へ向けて調整中も悲喜こもごも…期待できるのは5人中2人だけ?

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現在米メジャーリーグ(MLB)のアリゾナ・カクタスリーグ、フロリダ・グレープフルーツリーグで活動中の韓国人選手は5人だ。

偶然にもアリゾナの2人はMLBルーキー、フロリダの3人はMLB経験者と綺麗にわかれており、経験の有無によって悲喜こもごもの状況だと注目を集めている。

5人の中でもオープン戦で好調な姿を見せているのはトロント・ブルージェイズの投手リュ・ヒョンジンと、タンパベイ・レイズの内野手チェ・ジマンだ。

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元DeNA筒香と同僚のチェ・ジマン

チェ・ジマンは3月10日(日本時間)、ボストン・レッドソックスとのグレープフルーツリーグで初打点を挙げており、レイズは11-3で勝利を収めた。

フロリダのシャーロット・スポーツ・パークで行われたレッドソックス戦で、4回にセンター方向への適時打を放ったチェ・ジマン。軽い膝の痛みでオープン戦への合流は遅れたが、8日のミネソタ・ツインズ戦でマルチヒットを記録するなど、レギュラーシーズンへ向けて早くも調子を上げている。

タンパベイ・レイズのチェ・ジマン

オープン戦4試合で8打数、4安打、1打点、4得点、打率0.500としており、OPS も1.261と高い水準を維持している。チェ・ジマンのカギは、レイズのケビン・キャッシュ監督がプラトーン・システムに固執しているため、常に試合感覚を維持しなければならない点だ。

エースの風格漂うリュ・ヒョンジン

リュ・ヒョンジンはオープン戦初登板からエースらしい投球を見せ、「ピッチングの匠(Master of Crafts)」と絶賛されている。初登板後のテレビインタビューでは、「オープン戦では投球回と投球数を増やすことに力を入れている」と語っており、投球内容についてあれこれと言及する必要がない状況だ。

先発投手陣に難を抱えるブルージェイズで、ケガをせずエースとして30試合、180イニング以上が目安とされている。2013年にアメリカへと上陸したリュ・ヒョンジンは、ロサンゼルス・ドジャーズ初年度での192.0イニング、先発30試合が過去最多だ。

トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジン

2年目のジンクスを迎えているキム・グァンヒョン

好調な姿を見せている2人とは異なり、有経験者の中でも苦戦しているのがセントルイス・カージナルスの投手キム・グァンヒョンだ。2試合連続の大量失点で先発ローテーション入りに黄信号が灯っており、次の登板が今後を左右するとまで言われているほどの危機的状況だ。

このままトップフォームを取り戻せない状況が続けば、昨シーズンの39イニング平均失点1.62という数字がフロックとして見られる可能性もある。昨年はクローザーから先発へと配置転換されていたが、今季は真逆の状況に追い込まれる可能性も高そうだ。

セントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン

MLBルーキーはまだまだ“慣れる”段階

一方のルーキー2人にも目を向けてみよう。

サンディエゴ・パドレスでダルビッシュ有の同僚となった内野手キム・ハソンと、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を交わしたヤン・ヒョンジョンは戸惑いを隠せないようだ。

野手のキム・ハソンは現在、順応している段階だ。オープン戦では2安打を記録しており、 打率は1割5分4厘だ。バッティング面ではアメリカのファストボールに苦戦しているようだが、守備面では機動性などで及第点を与えられている。しかし、結局野手にとってはバッティング能力が最重要項目のため、ファストボールへの順応が突破口となりそうだ。

サンディエゴ・パドレスのキム・ハソン(中央)

マイナー契約の招待選手としてカクタスリーグに参加中のヤン・ヒョンジョンは、4人の中で最も不利な立場といえる。キャッチャーとの合同トレーニング、オープン戦初登板などいずれも遅れている。

ドジャース戦でのリリーフ初登板でも、韓国で見せていた印象的な投球とは乖離があるように見えた。ピッチングバランスに問題があったと本人は説明しているが、ヤン・ヒョンジョンにとってのサバイバルゲームは難易度が高そうだ。

テキサス・レンジャーズとマイナー契約を交わしたヤン・ヒョンジョン

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