女子サッカー韓国代表のコリン・ベル監督が、女子U-20韓国代表相手の2連勝に満足感を示した。
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10月26日に韓国女子サッカーの「A代表vsU-20代表」スペシャルマッチ第2戦が行われ、A代表が2-0で勝利を収めた。
試合は前半4分にチェ・ユリ(26、世宗スポーツTOTO)、同11分にチュ・ヒョージュ(20、蔚山科学大学)が得点を挙げ、A代表が余裕ある勝利を手にした。
去る22日の第1戦も1-0で勝利していたA代表は、今回の2連戦いずれも無失点でU-20代表を下した。
試合後、ベル監督は「2-0という結果に満足している。重要な試合で勝利した」と、2試合とも勝利できたことに満足感を示した。
続けて、「第1戦のデータを見ると、走行距離やスプリントすべてが高かった。どちらの試合でも高い強度の試合をできた点が重要だ。9カ月ぶりに選手たちと会って、お互いに慣れる過程を経た。新たに合流した選手もいれば、久しぶりに代表に選ばれた選手もいる。そういった選手に、代表チームの環境を紹介できる機会となった。良い施設が整えられた坡州(パジュ)で、選手たちと1週間、生産的な時間を過ごした。U-20代表の選手もよく頑張った。今後A代表に上がれるポテンシャルを持った選手もいた」と、2連戦の意義を説明した。
ベル監督は、今回の招集でベテランGKキム・ジョンミ(36、仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)を招集した。キム・ジョンミの代表招集は、昨年4月以来1年6カ月ぶりだ。第2戦ではキム・ジョンミがペナルティーキックを防ぐファインプレーを見せるなど、活躍を披露していた。
ベル監督は「私が韓国代表監督に就任した当時はキム・ジョンミがケガをしていたと聞いていて、周囲では彼女のキャリアが終わったという見方もあった」と語ると、次のようにキム・ジョンミを称賛した。
「今シーズンの仁川現代製鉄の試合を観る限り、キム・ジョンミはプレーするたびに良いパフォーマンスを発揮している。代表に呼ぶことに何の疑いの余地もなかった。立派な人性を持っており、野心もある。代表を助けてくれるはずだ。今後もコンディションを維持し、良いパフォーマンスを見せられれば、よりよい未来が待っているだろう。PKを防いだ後、リバウンドシュートを再びセーブしたプレーも評価に値する」
A代表は来年2月に中国と東京五輪予選プレーオフを戦う。ベル監督は「出入国に制限があるため、計画を立てることが難しい。自主隔離の問題がある。今回の招集では強度に集中した。どれだけやれるかをテストした。11月以降は年をまたぎ、1月と2月に最終練習を行う予定だ。ただ、まだすべては疑問符の状態だ。制限的な状況で対応しなければならない」と述べた。
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