韓国女子ツアー、約1カ月の“空白期間”から新規大会開催にこぎつけた協会の影なる努力とは

2020年09月14日 ゴルフ #韓国女子ツアー

韓国女子ツアーは最近、2つの大会を相次いで新設した。

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一つは、来る9月25日から27日にかけてサウスリンクスカントリークラブ霊岩(ヨンアム)行われる「2020ファントムクラシック」(賞金総額6億ウォン=約6000万円)。

もう一つは、新型コロナウイルス感染症の影響で来年に延期となった「第21回ハイトジンロチャンピオンシップ」に代わる「2020オーテックキャリアチャンピオンシップwith世宗フィールドゴルフクラブ」(10月8~11日)だ。

去る8月の「2020デユウィニアMBN女子オープン」(8月14~16日)以降、韓国女子ツアーは予定されていた大会が次々と中止となったことで、シーズン中にもかかわらず1カ月近い空白期間が生まれていた。

そこで、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)が率先して大会開催に乗り出した。大会賞金はKLPGAが、各種運営費は当該企業が負担し、大会名には企業名を入れることにした。

上記の新規大会2つの合計賞金額は14億ウォン(約1億4000万円)に上る。このため、KLPGAは補正予算20億ウォン(約2億円)を緊急編成した。ツアーの活性化を狙うKLPGA首脳陣による迅速かつ適切な措置であるとみられる。

(写真提供=KLPGA)「第42回KLPGAチャンピオンシップ」で優勝したパク・ヒョンギョン

去る5月にはスポンサー企業の『CreaS F&C』がメジャー大会「第42回KLPGAチャンピオンシップ」開催に難色を示すと、KLPGAが独自の予算で大会開催にこぎつけた。また、同大会では賞金総額30億ウォン(約3億円)を、下位含むすべての出場選手に分け与えた。

世界中で“ゴルフ空白期間”が続いていた当時、「第42回KLPGAチャンピオンシップ」はアメリカや日本、オーストラリア、東南アジアなどで生中継された。

今後、韓国女子ツアーは「2020ファントムクラシック」「2020オーテックキャリアチャンピオンシップwith世宗フィールドゴルフクラブ」のほか、賞金総額8億ウォン(約8000万円)の大会も新設するという。

選手に活躍の場、ファンに観戦を楽しめる場を提供しようと尽力するKLPGA首脳陣の働きぶりには今後も注目していきたい。

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