ソン・フンミン、今季こそリーグ序盤の“無得点ジンクス”を破れるか…親善試合で2得点

新シーズンこそ、リーグ序盤の“無得点ジンクス”を破れそうな予感がする。

トッテナムのソン・フンミンが2020-2021シーズンを備えるプレシーズン最初の試合、前半だけでマルチゴールを決めた。ソン・フンミンは8月22日(日本時間)、英ロンドンのトッテナム・ホットスパースタジアムで行われたイプスウィッチ・タウンFC(3部リーグ所属)との親善試合にFWとして先発出場し、2ゴールを入れ決めてチームの3-0の勝利を導いた。

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2019-2020シーズン、アジア人初となるプレミアリーグ1シーズン「10ゴール・10アシスト」を達成し、1シーズン最多の攻撃ポイント(30)を記録したソン・フンミンは、トッテナム独自の授賞式で4冠(今年の選手、今年のゴール、ジュニアファン選定の今年の選手、サポーターが選んだ今年の選手)に輝き、最高のシーズンを完成させた。

プレシーズン最初の試合で2得点

7月末に帰国し、韓国で自主隔離と休息期間を過ごした彼は、8月17日にロンドン行きの飛行機に乗った。新型コロナの影響で例年よりも夏の休息期が短いなかで、プレシーズン最初の試合に出場したが、ゴール感覚は相変わらずだった。

ソン・フンミン

チームが1-0でリードしていた前半10分、相手ゴールキーパーのミスに乗じてデレ・アリのパスを受けると、右足でゴールを決めたソン・フンミン。前半29分には、右足シュートで再びゴールネットを揺らした。ジョゼ・モウリーニョ監督は後半、ソン・フンミンをはじめ、ウーゴ・ロリス、ベン・デイビスなどの主力をベンチに温存した。

昨シーズンは欧州の主要リーグが新型コロナの影響で中断され、7月まで残りのスケジュールが消化された。プレミアリーグも本来は8月に新シーズンが開幕されるが、2020-2021シーズンは9月12日に幕が上がる。トッテナムは同日の開幕戦で、エヴァートンと対戦する。

以前より休息期が短いだけに、主力選手たちのコンディション管理が不安として浮上している。特にトッテナムのようにリーグやFAカップだけでなく、UEFAヨーロッパリーグに出場するチームはさらにそうだ。

新シーズンもトッテナムのストライカーとしてプレーするソン・フンミンも同じだ。ただ期待したいのは、序盤得点レースだ。短い休息期で体力の負担はあるが、例年よりも試合感覚が残っている。

リーグ序盤の“無得点ジンクス”を破れるか

プレミアリーグ進出後、リーグ序盤の“無得点ジンクス”に悩まされてきたソン・フンミンは、イプスウィッチ戦で披露したように、例年以上にゴール感覚に自信が感じられる。リーグ後半まで考慮し、コンディション管理を効率的に行いながらも、新シーズンはスタートから得点を期待できる。

ソン・フンミンはトッテナムの進出後、5シーズンをプレミアリーグで過ごし、4シーズン連続で2桁得点をあげるなど、通算53ゴール(160試合)を決めた。ところが過去5シーズンの間、リーグ前半にあたる11月以前の得点は、わずか8ゴールに過ぎない。

トッテナムのデビューシーズンである2015-2016シーズンには、9月に行われたクリスタル・パレス戦でプレミア初ゴールを決めたが、その後は負傷などもあって10~11月は無得点だった。プレミアリーグ1シーズン最多ゴール(14ゴール)を達成した2016-2017シーズンも、9月は4ゴールを記録したが、10~11月は沈黙した。

2017-2018シーズンは、10月22日のリバプール戦でようやくゴールを決めた。2018-2019シーズンはさらに遅く、11月24日のチェルシー戦がリーグ初ゴールだった。昨シーズンは退場の懲戒で第1~2節を欠場したこともあり、10月まで1ゴールにとどまった。

まさにリーグ序盤の“無得点ジンクス”が続いているわけだが、次シーズンでは違う姿を期待したいところだ。

トッテナムは8月28日にレディングFC、8月29日にバーミンガム・シティFCとプレシーズンの親善試合を行う。“9月に開幕”する2020-2021シーズン、ソン・フンミンがリーグ序盤から得点を記録できるか、注目したい。

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