かつてユベントスのU-23チームでプレーした北朝鮮代表FWハン・グァンソン(21)が、現所属のアル・ドゥイハルで高額の年俸を受け取っているようだ。
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北朝鮮専門メディア『NKニュース』は8月5日(日本時間)、国連の報告書を引用して次のように報じた。
「北朝鮮のサッカー選手であるハン・グァンソンは、アル・ドゥイハルと431万ユーロ(日本円=約5億4000万円)の5年契約を結んでいる。これを年俸に換算すると、年に86万2000ユーロ(約1億800万円)を稼ぐことになる」
1998年生まれのハン・グァンソンは、2017年2月にイタリア・セリエAのカリアリにテスト生として加入すると、同年3月にユース選手として契約し、トップチームにも招集。4月2日のパレルモ戦で後半終了間際から途中出場し、北朝鮮出身選手として初めてセリエA及び欧州5大リーグに出場した選手となった。
その後、セリエBのペルージャへのレンタル移籍を経て、ハン・グァンソンは2019年9月にユベントスのU-23チームに買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。そして2020年1月、現在のアル・ドゥイハルへと完全移籍していた。
今回、『NKニュース』はハン・グァンソンが結んだ5年の長期契約に注目した。
ハン・グァンソンは5年間合計431万ユーロ(日本円=約5億4000万円)の年俸に加え、条件に応じた最大3万ユーロ(約375万円)のボーナスや、本人と家族が北朝鮮とドーハを行き来できるビジネスクラスのチケットも提供されたと伝えられている。
海外でプレーする北朝鮮出身の選手自体がそう多くないことから、同メディアは「北朝鮮の歴代スポーツスターの中でも破格的な待遇だ」と報じていた。
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