元阪神タイガースのオ・スンファン、球速がイマイチ…それでも心配不要な理由

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元阪神タイガースで、“セーブ王”オ・スンファン(サムスン・ライオンズ)の存在感は特別だ。結果が良かろうが悪かろうが、話題になる。

最近ではフォーシーム・ファストボールの球速が140キロ台前半にとどまり、注目を集めている。

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数字だけを見ると、首をかしげたくもなる。

オ・スンファンは7月11日、KTウィズ戦に救援登板して1イニング、3被安打、1失点した。球速は最高145キロまで測定されたが、140キロ序盤のファストボールもあったりした。打者を圧倒する“石直球”がトレードマークであることを踏まえると、コンディションの悪化など、さまざまな憶測を呼ぶ球速だ。

球速がイマイチな理由は?

ただその裏側をのぞいてみると、それほど心配することではないということがわかる。

オ・スンファン

同日の登板は7月4日のLGツインズ戦以来、6日ぶりだった。ブルペン投手は週2~3回ほど着実にマウンドに上がってこそ、球威を維持することができる。短いイニングを全力投球するクローザーであれば、なおさら投げる感覚を失わない必要がある。

いくつかの球団は、クローザーが3~4日間も登板していなければ、点差に関係なく、1イニング以上投げさせたりもする。ブルペン投手は実戦を通じて球威とバランスをチェックしなければならない特殊性を持つ。いくらオ・スンファンであっても、6日ぶりの登板で求められるボールをしっかり投げるのは不可能に近い。

そこにもまた理由がある。1年以上休んでいた投手が短時間で元に戻ることは、言葉ほど簡単ではない。

オ・スンファンはコロラド・ロッキーズ所属当時の2019年6月1日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で1イニングを投げたのが、韓国プロ野球復帰戦前の最後の実戦だった。以降、練習試合や紅白戦で登板したりもしたが、肘の骨片除去手術後のリハビリがメインで実戦を十分に消化できなかった。

去る6月9日の復帰戦でマウンドに上がり、3試合ほど球威を点検したのもこれと無関係ではない。

韓国プロ野球復帰後、1カ月の間に11試合に登板し、その2度は2日連続で登板した。ここまで1勝、5セーブ、防御率4.35、7奪三振という結果だ。

筋肉が完全に復活する時間とイニング、コンディション調整など、すべての面で疑問符を投げかけられるシーズンであるという点も考慮しなければならない。騰落を繰り返しながら自らの居場所を確保することがブルペン投手の宿命であるため、オ・スンファンに対する過度な心配は杞憂に過ぎないという見方が支配的だ。

何よりもオ・スンファン自らが「海外進出以来、最もコンディションが良い」と自負している。さらに一段階、跳躍するための一時的な停滞と見るほうが合理的だ。

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