自殺した元韓国代表選手の父親が胸中を激白「加害者は否認し続ければいい」

2020年07月07日 スポーツ一般
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「もっと早くこうしていたら、娘も極端な選択(=自殺)をしなかったはずなのに…」

元トライアスロン韓国代表の故チェ・スクヒョン選手に苛酷なパワハラといじめをした容疑を受ける加害者3人が、永久除名と10年の資格停止など重い懲戒を受けた。スポーツ公正委員会の下した懲戒について、故人の父チェ・ヨンヒ氏が胸中を明らかにした。

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韓国トライアスロン協会のスポーツ公正委員会は7月6日、長い会議の末に、慶州(キョンジュ)市庁トライアスロンチームのキム・ギュボン監督とチャン・ユンジョン選手を永久除名することを決めた。もう1人の加害者キム・ドファン選手は、10年の資格停止処分となった。

同日、加害者と目された3人はスポーツ公正委員会に出席し、それぞれ釈明した。彼らはいずれも故人への加害を否認した。暴行や暴言など苛酷ないじめに関して、別の被害者の暴露まで続いたが、加害者と目された3人は最後まで認めなかった。

娘を失った父の思い「否認し続けろ」

懲戒の知らせを聞いた故チェ・スクヒョン選手の父チェ・ヨンヒ氏は、「加害者が否認することは当然わかっていた。警察の調査でも何でも、弁護士への相談を求め、無条件に否定することは知っていた」とし、「結局、私たちが暴いて言い訳できない証拠を提示しなければならない」と述べた。

(写真提供=チェ・スクヒョンの遺族)亡くなったチェ・スクヒョン選手

スポーツ公正委員会はメディアを通じて公開された証拠と故人の陳述に信憑性と一貫性があると判断し、重い懲戒を下した。ただキム・ギュボン監督とチャン・ユンジョン選手が永久除名となったことに対し、キム・ドファン選手は10年の資格停止にとどまった。

父チェ氏は、故人は最大の加害者としてキム・ドファンの名を挙げていたと強調した。チェ氏は「(キム・ドファンも)チャン・ユンジョンと同じなのに…。キム・ドファンの正体は少しずつ明らかになるはずだ」とし、「彼女は人間ではない」と強調した。

スポーツ公正委員会の懲戒決定後もキム・ギュボン監督、チャン・ユジョン選手、キム・ドファン選手の3人は、最後まで謝罪しなかった。

故人の父親は「最後まで法廷争いを続ける。追加の告訴者もいる。(加害者は)ずっと否認していろ。聴聞会でも否認してくれればいい。それでこそ重い処罰を与えることができ、裁判所も重い刑を下すのではないか」とし、「(被害者たちが)苦しんだだけに、加害者も罰を受けなければならない。司法機関で厳正に捜査して当然の判決を下してほしい。長い戦いになるが、その程度は甘受することができる」と述べた。

去る6月26日、トライアスロン元韓国代表のチェ・スクヒョン選手が自ら命を絶つ悲劇が起きた。彼女は所属する慶州支庁トライアスロンチームの監督やチームドクターを名乗る男、そして先輩選手から過度なパワハラやいじめを受けていたと主張した。

故チェ・スクヒョンは亡くなるまで、加害者3人の処罰のために努力した。加害者に対する処罰がもっと早ければ、別の結果が待っていたのかもしれない。

父チェ・ヨンヒ氏は「もっと早くこうしていたら、娘も極端な選択をしなかったはずなのに…」としながらも、 「遅ればせながら国民が怒り、協会も襟を正して懲戒を下したことが、娘の慰安になると思う」と述べた。

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