VNL準優勝の日本が「羨ましい」韓国女子バレーの元代表選手、歴然すぎる“日韓の差”に警鐘と提言

元女子バレー韓国代表で現在は解説を務めるハン・ユミ(42)が、FIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)終了に際し、率直な思いを伝えた。

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ハン・ユミは6月24日、自身のインスタグラムを更新。

冒頭に今年の女子VNL優勝国イタリア、準優勝国の日本、3位国ポーランドの国旗を綴り、「すべてのチーム、すべての選手の皆さん、お疲れ様でした」と労った。

また、「VNLで2度目の優勝をしたイタリア、2年連続3位を記録したポーランドもお祝いしますが、VNLで初めてメダル獲得をした日本を見て、祝福と同時に“羨ましい”とも思いました」とし、日本に言及した。

ハン・ユミ
(写真提供=KOVO)ハン・ユミ(右)

「全員がピンチだと心配し、深刻さを知っていても…」

ベスト4進出を果たした2021年東京五輪以降、キム・ヨンギョン(36)ら主力の代表引退によって国際大会での苦戦が続く韓国。

VNLでは2021年大会終盤から2024年大会序盤にかけて30連敗を喫し、今夏のパリ五輪出場も逃した。

今回のVNLでも、日本にセットカウント0-3のストレート負けを喫するなど、2勝10敗で16チーム中15位に終わっている。

「現在、日本バレーボールは男女ともに五輪に出場し、VNLで良い成績を収めている反面、韓国バレーボールは国際大会で頭角を現すことが難しくなっています」と“日韓の差”を伝えたハン・ユミは、「全員がピンチだと心配し、深刻さを知っていても、何も変わることはありません」と韓国バレー界に警鐘を鳴らす。

女子バレー日本代表
(写真提供=松尾/アフロスポーツ)女子バレー日本代表

それとともに、「急なことと大事なことのなかで、どちらが優先だとは言えませんが、これからは私たちも個人の、球団の利己的な考えよりは、バレーボール全体の発展を考え、互いに共生する方向に進まなければならないと思います」と提言した。

「全員が努力すればきっとできると思います」と伝えたハン・ユミは最後、「VNLの間、視聴し、応援してくださったファンの方々に感謝しています。韓国の選手たち、コーチングスタッフの皆さんもお疲れ様でした」と、韓国代表にエールを送っていた。

◇ハン・ユミ プロフィール

1982年2月5日生まれ。京畿道出身。身長180cm。韓国の元女子バレーボール選手。1999年にプロデビューし、2018年に引退するまでの20年間、韓国Vリーグ女子部で活躍した。韓国代表でも1999年から2012年まで活躍し、2012年ロンドン五輪4位入賞を経験。引退後はVリーグ解説やYouTube、テレビ出演などの活動を行っている。2023年には女子バレー韓国代表のコーチを務めた。妹のハン・ソンイも元バレーボール選手。

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