美女ゴルファーを多数擁する斗山(トゥサン)建設が、2024年シーズンの韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー国内開幕戦を開催する。
昨年にユ・ヒョンジュ(30)、パク・キョル(28)、ユ・ヒョジュ(26)、イム・ヒジョン(23)、キム・ミンソル(17)の5人を迎えてゴルフ団を設立した斗山建設は、同時に「斗山建設We'veチャンピオンシップ」(賞金総額12億ウォン=約1億2000万円)も創設した。
済州道(チェジュド)西帰浦(ソグィポ)市のテディ・バレー・ゴルフ&リゾートで盛況裏に行われた大会は、今年の韓国女子ツアー国内開幕戦の大役を担う。
韓国女子ツアーの国内開幕戦はそれ自体が象徴的だ。世界トップクラスの器量を誇る韓国女子ゴルファーたちが、約8カ月間の長征を始める第一歩となるからだ。
優勝すれば「開幕戦女王」という修飾語が付くだけでなく、大賞(年間MVP)や賞金女王、最多勝競争を本格化させる時点でもある。
創設2年目にして開幕戦のタイトルを手にした斗山建設も、女子ゴルフファンの心をつかむために多様なアイデアを出した。
まず、大会スローガンから格別だ。その名も「祝祭の始まり」である。
斗山建設の関係者は、「開幕戦だからこそ、ファンが休む暇もなく楽しめる大会を作るために最後の準備に熱中している」と伝えた。“観戦スポーツ”と呼ばれるゴルフの限界を越えるため、多様な参加型イベントを企画したのも同じ理由だ。
斗山建設の代表ブランド「We've」の5つの意味を込めたエッセンシャル(We have, We live, We love, We save, We solve)を、所属選手だけでなく会場のあちこちで設け、一体感を加えた。大会前には、斗山建設のSNSに出場選手に対する応援メッセージを投稿したユーザーに抽選でサインブックをプレゼントする「#We have」チャレンジも開催する。
ほかにも、練習ラウンド中の選手とギャラリーが一緒に参加するハート作りイベント「#We love」、現地のギャラリーを相手に斗山建設ゴルフ団関連のクイズを出すイベント「#We solve」などもファンを待っている。
現地写真と動画を応募するフォトジェニックコンテスト「#We save」「#We live」チャレンジもある。
最も目を引くイベントは、韓国女子ツアーではあまり活性化していない“グッズ”をプレゼントする点だ。華やかなメンバーを誇る斗山建設ゴルフ団の所属選手の撮影カットを、ハンドブックの形で制作したのだ。
「フィールド上のモデル」と呼ばれるユ・ヒョンジュを筆頭に、「フィールド上の人形」パク・キョル、「微笑の天使」ユ・ヒョジュ、「砂漠の狐」イム・ヒジョン、「プロを捉えるアマチュア」キム・ミンソルそれぞれの魅力を写真に盛り込まれた。ページごとに選手のサインがもらえるよう余白を残し、ファンと選手の親和性を高めることに注力した。
大会期間中に選手と一緒にコースを回り、プレーを観戦した後、直筆でサインをもらうこともでき、観戦すること以上の楽しさを感じられるようにした。
サインブックは今年、計300部を発行するが、大会期間中のさまざまなイベントに参加しなければ景品として受け取ることができない。斗山建設側は「新しいゴルフファンダム文化として位置づけられるだろう」と期待感を示した。
また、より多くのファンが参加できるよう、プロアマ招待イベントも並行する。サインブックに複数の選手がいるため、彼らのサインをもらって斗山建設に提出すれば、サインが最も多い応募者のなかから抽選で2025年の「斗山建設We'veチャンピオンシップ」プロアマ招待券(2人)をプレゼントする。
国内開幕戦だけでなく、斗山建設ゴルフ団が出場する大会であればどこでも受けることができるだけに、選手と疎通する時間が増えるしかない。
注目すべきは選手だけではない。今大会は分別収集箱と分別収集専門人材を配置し、正しいごみの分別方法を学ぶ機会も提供する。印刷物は環境に優しいインクを使用し、環境保護キャンペーンも自然に展開する。
選手たちはチャリティーゾーンにティーショットを安着させるたび、寄付金を積み立てることができ、チケット収益も全額寄付する予定であるため、真の意味でのESG実践大会と評価することができる。
ディフェンディングチャンピオンのイ・イェウォン(21)を筆頭に、勢いに乗った技量で生涯初勝利を得たキム・ジェヒ(23)、「長打クイーン」のパン・シンシル(19)だけでなく、韓国で通算20勝、プロ通算64勝で永久シードを保有した申ジエ(35)が3年7カ月ぶりに国内大会に出場するとあって、ゴルフファンの注目も日増しに高まっている。
「祝祭の始まり」を知らせる「斗山建設We'veチャンピオンシップ」は4月4日にスタートし、7日まで行われる予定だ。
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