ソン・フンミンとファン・ヒチャンが奮闘し、欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグが韓国人アタッカーの舞台になろうとしている。
欧州トップクラスのFWとして認められているソン・フンミンに続き、23歳の有望株ファン・ヒチャンまでもが多くの攻撃ポイント(ゴール数+アシスト数)を記録しているからだ。
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韓国人選手を探すことさえ難しかった時代を考えると、隔世の感を禁じえない。
11月28日にチャンピオンズリーグ第5節が終わったなかで、2人の韓国人選手が攻撃ポイント順位トップ10に入った。
トッテナムでプレーするソン・フンミンは11月27日のオリンピアコス戦で、セルジュ・オーリエの逆転ゴールをアシストし、2試合連続のアシストに成功した。すでに記録した5ゴールを含めると、攻撃ポイントの合計は7だ。
10得点を記録しているロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)、8ゴール1アシストのエルリング・ブラウト・ホランド(ザルツブルク)に続き、3位タイの数字となる。
ソン・フンミンと同じ攻撃ポイントを記録しているのは、マンチェスター・シティのラヒーム・スターリング(5ゴール2アシスト)と、アヤックスのハキム・ツィエク(2ゴール5アシスト)だ。
ソン・フンミンに加え、若きファン・ヒチャンも存在感を大きく示している。
日本代表の南野拓実と同じく、オーストリアのザルツブルクでプレーするファン・ヒチャンは、11月28日のヘンク戦でダメ押しとなるチーム3点目を決めた。これで今季チャンピオンズリーグでの得点を3に伸ばし、アシストも3を記録中だ。
ホランドやパトソン・ダカとツートップを成し、前後左右を休みなしに駆け回るファン・ヒチャンは、ゴールとアシストをバランス良く記録している。
ファン・ヒチャンと同じく攻撃ポイント6を記録する選手たちはド派手だ。世界最高峰のストライカーといえるハリー・ケイン(トッテナム、6ゴール)とカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード、4ゴール2アシスト)、そして2年前バイエルン・ミュンヘンが移籍金記録を樹立して迎え入れたコランタン・トリッソ(2ゴール4アシスト)がいる。
リオネル・メッシ(FCバルセロナ、2ゴール3アシスト)、クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリード、1ゴール1アシスト)という世界最強アタッカーたちも、まだファン・ヒチャンよりも記録は下だ。
トッテナムは5試合で16強進出を確定した。ザルツブルクは12月11日のリバプールとのホームゲームで、逆転の決勝トーナメント進出を狙う。
韓国人アタッカーのチャンピオンズリーグを舞台とした活躍は、現在進行形だ。
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