Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、5月27~29日に行われたKリーグ1(1部)、Kリーグ2(2部)第15節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第15節MVPは浦項(ポハン)スティーラーズのMFコ・ヨンジュン(21)だ。
コ・ヨンジュンは5月29日、浦項スティールヤードで行われた全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータース戦で決勝ゴールを記録し、チームを1-0の勝利に導いた。
コ・ヨンジュンは後半21分、ハーフウェイライン付近でボールを持つと、相手DFを抜いてドリブルで約50mを独走した後、最後は右足のシュートで決勝点を決めた。
同日は浦項のクラブ創設50周年記念試合だっただけに、コ・ヨンジュンのゴールはいつになく特別なものとなった。
ベストチームは光州(クァンジュ)FCだ。
光州は28日、水原(スウォン)総合運動場で行われた水原FC戦でオランダ人DFティモ・レツヘルト(30)とアルバニア代表FWヤシル・アサニ(28)の得点で2-0と勝利した。この勝利で光州は7試合連続未勝利(3分4敗)の悪循環を断ち切った。
ベストマッチは28日に蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)対大田(テジョン)ハナシチズンの試合だ。
この日の試合では、大田が前半20分にオウンゴールで先制を許すも、同24分にブラジル人FWレアンドロ(28)が同点弾をマーク。さらには元京都サンガF.C.、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津の日本人MF石田雅俊(28)が32分と42分に連続得点を決め、3-1と一気にリードを広げた。
後半も2点差を維持した大田が勝機をつかんだように見えたが、蔚山が後半32分と43分にFWチュ・ミンギュ(33)の連続得点で追いついたことで、試合は3-3の劇的ドローで幕を閉じた。
Kリーグ2第15節MVPは富川(プチョン)FC 1995のFWアン・ジェジュン(22)だ。
アン・ジェジュンは5月29日、富川総合運動場で行われた金浦(キムポ)FC戦で先制ゴールを決め、チームの2-0の勝利に貢献した。
今季無敗を貫いていた金浦にシーズン初黒星をもたらした富川はベストチームにも選ばれた。
ベストマッチは27日に炭川(タンチョン)総合運動場で行われ城南(ソンナム)FC対FC安養(アニャン)の試合だ。
試合は城南が元V・ファーレン長崎のFWイ・ジョンホ(31)のゴールで先制するも、安養がDFキム・ドンジン(30)、FWパク・ジェヨン(23)のゴールで逆転に成功し、2-1の勝利に成功していた。
以下、Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブン。
◇
―Kリーグ1
FW:レアンドロ(大田ハナシチズン)、エジガル(大邱FC)、チュ・ミンギュ(蔚山現代)
MF:ウィリアン(FCソウル)、石田雅俊(大田ハナシチズン)、コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)、アサニ(光州FC)
DF:イム・チェミン(済州ユナイテッド)、イ・ハンボム(FCソウル)、ティモ(光州FC)
GK:ファン・インジェ(浦項スティーラーズ)
―Kリーグ2
FW:アン・ジェジュン(富川FC 1995)、パク・ジェヨン(FC安養)
MF:チュ・サンフン(全南ドラゴンズ)、ブルーノ(ソウルイーランドFC)、クォン・ヒョクギュ(釜山アイパーク)、モ・ジェヒョン(慶南FC)
DF:キム・ドンジン(FC安養)、キム・サンジュン(釜山アイパーク)、イ・チャンヨン(FC安養)、ピョン・ギョンジュン(ソウルイーランドFC)
GK:ムン・ジョンイン(ソウルイーランドFC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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