2月23日、埼玉スタジアム2002で2022明治安田生命J1リーグ第9節、浦和レッズとヴィッセル神戸の試合が行われた。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いで第9節がこの日に組み込まれた。
ACLで韓国の大邱FCが、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)とのプレーオフを勝ち上がれば、グループステージで浦和レッズと対戦することとなる。
浦和レッズのホーム開幕戦となった試合は、前半11分に武藤嘉紀のゴールでヴィッセル神戸が先制するも、直後の前半12分に松崎快、前半19分にはコーナーキックから柴戸海が得点し、浦和レッズがリードして前半を折り返す。
後半13分、浦和レッズ・明本考浩が乱暴な行為により退場処分を受ける。数的優位に立ったヴィッセル神戸は、後半18分からピッチに立ったアンドレス・イニエスタを中心にボールを保持し、攻撃を繰り返す。
5バックで守る浦和レッズのゴールをこじ開けたのはアンドレス・イニエスタのクロスだった。「クロスでほとんどゴールが決まったようなもの」とヘディングシュートを決めた槙野智章がコメントするほど。
しかし、1人少ない浦和レッズはこれ以上の得点は許さず、試合は2-2の引き分けに終わった。
試合後、ヴィッセル神戸・三浦淳寛監督は、「この勝ち点1が必ず最終的には影響してくると思う。よく選手たちが頑張って追いついた」と評価した。
一方、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、「ヴィッセルのようなチームと対戦して負けないというのも大事なこと。1点拾えた試合だと思う」とコメントした。
1人少ないながらも、負けない戦いを選んで守り抜いた、浦和レッズ。大邱FCにとって、ACLグループステージで強敵として立ちはだかることは間違いない。
(文=玉 昌浩)
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