マジョルカのイ・ガンインがレアル・マドリードの守備陣を切り崩してゴールを奪った。
イ・ガンインは9月23日(日本時間)、スペインのサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリードとの2021-2022スペイン・ラリーガ第6ラウンドに先発出場し、0-2でリードされた前半25分に挽回のゴールを決めた。
文字通り幻想的なゴールだった。
ペナルティボックス前アークサークルの右側付近でマシュー・ホッペからのワンタッチパスを受けたイ・ガンインは、エデル・ミリトンのタックルをかわすと、ダビド・アラバとエドゥアルド・カマビンガの間に突っ込んだ。
アラバがボールを奪うためにタックルを試みたが、イ・ガンインはワンテンポ早く自分の専売特許である左足でのシュートを試みた。ボールはゴールポストの隅を正確に突いた。GKティボ・クルトワが腕を伸ばしたが、コースが良すぎて防ぐまでには至らなかった。
ミリタンやアラバ、カマビンガなどは「世界最高の選手」の部類に入る。クルトワも世界最高のGKの一人と評価されている。2001年生まれのイ・ガンインは、レアル・マドリードの世界的な選手たちを相手に存在感を発揮した。
ゴールを決めただけではない。この日、イ・ガンインはフルタイムを消化し、優れた競技力を披露。正確なパスと創造的なプレーでマジョルカの攻撃を導いた。2列目の攻撃型MFとウィンガー、セカンドトップなどポジションを変えながら、マジョルカのルイス・ガルシア監督の指示を遂行した。
欧州のサッカー統計サイト『フースコアドットコム』によると、この日のイ・ガンインは87%のパス成功率を記録。そのうちキーパスは計5回に及んだ。チーム内1位で、両チームを合わせてもイ・ガンインと同じ数値を記録した選手はレアル・マドリードのカリム・ベンゼマが唯一だった。
『フースコアドットコム』は大活躍したイ・ガンインに評点7.8点を与えた。マジョルカで最も高い点数であり、レアル・マドリードの選手を含めても5番目に優秀だった。マジョルカは1-6で完敗したが、イ・ガンインの活躍だけは輝いたという意味だ。
イ・ガンインは前節ビジャレアル戦で後半終盤に久保建英に代わって途中出場した。このため、イ・ガンインの立場を懸念する声が大きかった。しかし、イ・ガンインは世界的な強豪クラブであるレアル・マドリードを相手に存在感を確発揮したことで、マジョルカの中核を担う攻撃陣に定着する可能性を示した。
今後の活躍がさらに期待される一戦だった。
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