現役引退か、契約延長か。
Jリーグで活躍する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36、ヴィッセル神戸)が、本日(5月11日)午後2時から“重要な”記者会見を開くことを予告した。
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これをめぐり、日本や母国スペインの複数メディアはイニエスタが現役を引退するのか、もしくは神戸と契約延長するのか、推測報道を行っている。
2000年代~2010年代のバルセロナとスペイン代表で司令塔として全盛期をけん引したイニエスタは、去る2018年に神戸へと移籍した。当時は年俸3000万ドル(日本円=約33億円)と推測されるほど、国内外で大きな話題となった。
すでに30代後半に突入しているが、イニエスタは依然として圧巻のパフォーマンスでJリーグの舞台を揺るがした。特に、2019シーズンには天皇杯で優勝し、神戸に史上初のトロフィーをもたらした。
昨シーズンにはカタールで集中開催されたアジア・チャンピオンズリーグで太ももを痛め、今シーズン開幕以降もリハビリに努めていたが、今月初めにも実戦復帰を果たしていた。
今シーズン限りで神戸との契約が満了となるイニエスタだが、以前から引退の話については「まだ遠い先の話だ」と口癖のように語っていた。
日本メディア『スポーツ報知』は5月11日、「イニエスタは今シーズンで神戸との契約が満了となるが、37歳の誕生日を迎える今日、契約延長を発表するだろう」と報じた。
続けて、「(イニエスタは)去る9日の横浜F・マリノス戦で絶妙なスルーパスを披露し、観客を魅了した」とし、「世界的スターでありながら黙々と練習に取り組む姿勢が周囲に良い影響を与える。今後もチームに残ってくれることを望むクラブ側と意を共にしたことで、契約延長が至ったものとみられる」と伝えた。
一方、『ビー・サッカー』など母国スペインメディアは「イニエスタの記者会見、現役延長または引退発表?」という見出しを打ち、彼の進退に疑問符を付けた。
『ビー・サッカー』は「イニエスタは選手生活をあと1年続けても問題ないと思っている」としつつも、「しかし、日本では今回の記者会見が現役引退を発表するために要されたのではないかという話もある」とコメントした。
メディアやファンが去就をめぐって盛り上がりを見せるなか、イニエスタはどのような発表をすることになるのだろうか。来る午後2時の記者会見が待ち遠しいところだ。
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