韓国プロ野球、元メジャーリーガーにリュ・ヒョンジン以来14年ぶりとなる記録達成の可能性浮上

かつてオークランド・アスレチックスやボルチモア・オリオールズに所属した右腕投手ダン・ストレイリー(32、ロッテ・ジャイアンツ)が、リュ・ヒョンジン(33、トロント・ブルージェイズ)以来14年ぶりの韓国プロ野球“200イニング200奪三振”達成を目前としている。

【注目】韓国プロ野球で“9球3奪三振”の珍記録誕生

ストレイリーは10月13日、サジク球場で行われたLGツインズ戦で先発出場し、6イニング104球を投げて5被安打1四球7奪三振2失点のクオリティ・スタート(QS/先発6イニング以上で3失点以下)に成功。シーズン13勝目を挙げた。

試合も、17-2でロッテが大勝を収めている。

ストレイリーは今シーズン、登板した182.2イニングで185個の三振を奪っており、“200イニング200奪三振”の大台に一歩近づいている。

ダン・ストレイリー

初回から2打席連続奪三振と好調なスタートを切ったストレイリーは、2回に先頭打者キム・ヒョンスに四球を許すも続くチェ・ウンソンとキム・ミンソンを三振に仕留めた。

3回にもチョン・ジュヒョンのバットを空に切らせ、無失点を続けていたが、4回にオ・ジファンとイ・ヒョンジョンに安打と本塁打を許し、惜しくも2点を許した。だが、5回にパク・ジェウクの安打とチョン・ジュヒョンのゴロで無死二塁とした場面でホン・チャンギとキム・ホウンを三振に仕留め、これ以上の失点を許さなかった。

この日、7つの三振を追加したストレイリーは、残りの試合で17.1イニングの間に15奪三振できれば、“200イニング200奪三振”の大記録を達成できる。

ロッテの残り15試合中、5人で先発ローテーションを回していることを考慮すれば、ストレイリーは最多3試合で先発登板のチャンスがある。

毎試合で6イニング以内に5個以上の三振を取れれば、“200イニング200奪三振”の高みに達する。今シーズン、1試合当たり6.2イニングを投げ、6.37個の三振を奪っているだけに、出場機会さえ得られれば達成できる可能性が高い。

過去に“200イニング200奪三振”を達成した事例は?

韓国プロ野球の歴史を振り返っても、単一シーズンで200イニングと200奪三振を同時に達成した事例は10件しかない。

なかでも、2006シーズンには突風の主役だったハンファ・イーグルス所属の19歳リュ・ヒョンジンが、2001年のSKワイバーンズのエルナンデス以来5年ぶりに“200イニング200奪三振”の記録を達成。新人選手として史上初だっただけに、当時は多くの注目が集まった。

ハンファ・イーグルス時代のリュ・ヒョンジン

ストレイリーが今シーズン、“200イニング200奪三振”を達成できれば、リュ・ヒョンジン以来14年ぶりの記録が生まれることになる。

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