ビッグリーグへの飛躍を夢見る韓国代表FWファン・ヒチャン(24・ザルツブルク)の未来は、どのように描かれるだろうか。
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ザルツブルク率いるジョセ・マーシュ監督は最近、オーストリアの『KRONE TV』で「He’s ready」と発言。今夏でのファン・ヒチャンとの離別を予告させた。
そして、「ファン・ヒチャンは数年間ザルツブルクでプレーしながら多くのことを学び、発展してきたと思う。ビッグクラブで活躍する準備はできている」と語った。
ファン・ヒチャンは冬の移籍市場で、ウォルヴァーハンプトンやクリスタル・パレスなどプレミアリーグ勢から関心を寄せられていた。
しかし、すでに南野拓実(25)とアーリング・ハーランド(19)の主力2人をそれぞれリバプールとドルトムントに放出してしまったことで、ザルツブルクがファン・ヒチャンの移籍交渉に積極的に臨まず。結局、ファン・ヒチャンはチームに残留した。
ザルツブルクとファン・ヒチャンの契約期間は来年夏まで。そのため、適正水準の移籍金を得るには今夏にも出さなければならない。
しかも、欧州各国のビッグクラブは新型コロナウイルス感染症の影響で移籍市場が冷え込んだことで、コストパフォーマンスの高い選手の獲得に熱を上げている。そこで、ファン・ヒチャンに熱視線が送られているというわけだ。
去る3月に「現時点でファン・ヒチャンとの再契約は難しい」と認めたクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)に続き、今度はマーシュ監督もファン・ヒチャンとの別れを事実上公言。これにより、ファン・ヒチャンの移籍話が再燃することになった。
イギリスメディア『HITC』はマーシュ監督の発言を引用し、エバートンをはじめとする多くのプレミアクラブがファン・ヒチャンを注視すると付け加えた。
最近では地域紙『リバプール・エコー』も「エバートンが、今夏の大規模投資が難しいなか、オーストリアですでに実力が証明されているファン・ヒチャンを代案と考えることもできる」と報じている。
マーシュ監督はファン・ヒチャンとの別れを暗示しながらも、彼の新天地に関する話は出さなかった。ただ、オーストリアの主要メディアの間では、ドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒが有力な移籍先に挙げられているようだ。
ブンデスリーガの新たな強豪クラブに君臨したライプツィヒは、ティモ・ヴェルナー(24)のチェルシー移籍が決まって以降、ストライカーの役割を果たす人材の不足に悩んでいる。
加えて、ザルツブルクとライプツィヒは親企業が同じ姉妹球団。マーシュ監督は昨シーズンまでライプツィヒでアシスタントコーチを務めていた。ファン・ヒチャンがライプツィヒと縁を結ぶうえで、マーシュ監督が架け橋の役割をしたという話も出ている。
ただ、昨冬にハーランドがザルツブルクを離れた際にもライプツィヒが有力な移籍先に取り上げられていたが、結局はドルトムントへと移籍した事実もある。
ファン・ヒチャンは去る6月22日の国内リーグ第28節で奥川雅也(24)の先制ゴールをアシストし、リーグ10回目、シーズン合計20回目のアシストを記録した。
彼は今シーズン、公式戦36試合に出場し14ゴール20アシストを記録している。1試合に約1回はゴールもしくはアシストを決めているといっても過言ではない活躍だ。
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