韓国サッカー協会がIOCとFIFAに公式書簡送る「1997年生まれの選手にも出場資格を」

3月26日、韓国サッカー協会(KFA)は、来年に延期された東京五輪の男子サッカー競技参加資格に関する意見を整理し、公式書簡としてアジアサッカー連盟(AFC)に送った。

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該当の書簡は、国際サッカー連盟(FIFA)や国際オリンピック委員会(IOC)にも伝達される。

書簡には、オリンピック種目の中で唯一“23歳以下限定(オーバーエイジ枠除く)”という年齢制限が課せられている男子サッカー競技に関する内容が盛り込まれている。

東京五輪の開催が2021年に延期されたことで、予選通過時の主力だった1997年生まれの選手たちは、現在の基準に基づけば出場資格を失ってしまう。

KFAは公式書簡を通じ、「オリンピック出場のため予選を戦った選手たちが、新型コロナという不可抗力的な理由で大会が延期となり、本選に参加できないのは不公平だ」とオリンピック参加権利の保護を主張した。

また、「オリンピックの名称含むすべての事項が維持され、開催時期のみが変更となっただけだ。本選出場権を得た選手たちが不利益を被らず、本選の舞台でプレーできるような措置を取ることを要請する」と、1997年生まれの選手たちの東京五輪参加許可を求めた。

(写真提供=韓国サッカー協会)韓国サッカー協会ロゴ

KFAは、年齢制限以外にエントリー人数に関しても、以下のように意見を述べた。

「オリンピック予選をはじめFIFAなど各大陸連盟のすべての大会が23人のエントリーで構成されるにもかかわらず、オリンピックのサッカーだけははるか昔に定められた18人のエントリーを今も継続している。18人のエントリーは時代遅れであり、国際サッカーの最近の流れにも合わない。オリンピック延期と同時に、エントリー拡大に関する議論も必要だ」

KFAは、3月24日に東京五輪の延期が発表された直後から、FIFA実務陣はじめ各関連団体の状況や世論を把握。今後の計画を準備し、キム・ハクボム監督含むU-23韓国代表コーチングスタッフの意見も受け入れた。

キム監督は、1997年生まれの選手たちが来年の東京五輪に出場することを合理的な判断だという意見を伝えているという。

KFAのホン・ミョンボ専務は、「予選を戦い抜いた選手が本選に参加することが、オリンピックの追い求める公平性とスポーツ精神だと思う。オーストラリアなど、参加選手年齢の引き上げに同意する他国と一緒に、当該選手の機会を失わせないよう、最善の努力を尽くす」と述べた。

KFAの書簡に対し、FIFAやIOCはどのような対応を執るだろうか。

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