K-POPガールズグループaespa(エスパ)が7月5日、UN(国連)ニューヨーク本部総会会議場で開催された「持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラム」(High Level Political Forum for sustainable development)に参加し、「Next Generation to the Next Level」をテーマにスピーチを行った。
UNの経済社会理事会副会長のSuriya Chindawongse氏は、aespaのことを「今日、若い世代を代表して出席したK-POPグループaespaから教訓を得ることができる。彼女たちは素敵な歌とダンスで4つの異なる声を1つのハーモニーにする」と紹介。aespaのスペルから取った「All/voices should be heard」(共存)、「Equity and empowerment」(公平性と平等)、「Sustainability and synergy」(持続可能とのシナジー)「Planet and people」(世界と人)、「Architecture」(建築)でフォーラムのテーマを説明して注目を集めた。
グループを代表してスピーチを担当したジゼルは、「今日はこの場にお招きいただき、本当に光栄だ。aespaは現実と仮想世界を行き来するグループで、私4人は現実世界に、4人のアバターメンバーはメタバースに存在する。私たちはメタバースガールズグループと呼ばれる。」と、流暢な英語でスピーチを始めた。
MZ世代を代表しており、メタバースの世界観を持つグループだけに、「メタバースは現実と仮想、時間と空間、ジャンルや世代など、すべての境界を越えた無限の領域だ。より多様な可能性に多くの人が注目して研究し、ますます発展している。メタバースに対する関心度が加速されていく中で、『現実世界に対してもそれ分努力しているか?』と質問するようになる」と、持続可能な開発に対する話題を投げた。
また、「メタバースは現実を反映する世界であり、現実が枯渇するばかりで持続できないのなら、仮想世界の無限の可能性も守りづらいのではないだろうか。持続可能な地球の生態系と質の高い暮らしのための機会の均等なしでは、メタバース世界が反映できる現実世界も存在しないはずだ。だからこそ今この場で議論されている持続可能な開発というテーマが極めて重要だと思う。また、次の世代が持続可能な開発目標を全面的に支持することが重要である」と、持続可能な開発目標の重要性を強調した。
最後には、「私たちも音楽を通じて次の世代と疎通し、交感しながら持続可能な開発目標を現実世界とメタバースで広めるために努力する」という抱負を述べた。
スピーチの後にはヒット曲『Next Level』のパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げている。
2016年から始まった今回のフォーラムは、政府だけでなく、女性、障がい者、労働者、市民団体、企業など、さまざまな利害関係者が集まって持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、SDGs)が国別によく守られているかを検討および議論する場であり、オフラインで行われたのは2019年以来初めてだ。
(記事提供=OSEN)
■【写真】aespaの新ティーザーイメージ、今までと違うと話題!
前へ
次へ