日本デビューの「大幅な見直し」を突然発表したことで知られるガールズグループMADEIN（メイディン）に、新たな動きが報じられた。
日本人メンバーであるマシロ、ミユ、セリナ、ナゴミが新たなユニット「MADEIN S」を結成し、活動するというのだ。
7月31日、韓国JTBCが報じたところによると、日本人メンバー4人で構成されたユニット「MADEIN S」が8月にカムバックするという。
もし実現すれば、MADEINとしては今年2月の1stシングル『MADEIN FOREVER』以来、約6カ月ぶりの活動となる。
そもそもMADEINは、2024年9月に7人組ガールズグループとしてデビューした。韓国人メンバー3人、日本人メンバー4人という構成だった。
Kep1erで活動したマシロとイェソに加え、LIMELIGHTで活動したミユ、スヘ、ガウン、そして『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加したセリナとナゴミと、デビュー前から顔を知られているメンバーたちであったため、大きな期待を集めた。
ちなみにセリナは、後に俳優・豊川悦司の“めい”であることが判明し、話題になったこともある。
しかしデビューからわずか2カ月後の11月11日、ガウンが健康問題で活動休止を発表。続いて11月29日には、グループ脱退を発表した。
その際、所属事務所143エンターテインメントは「個人的な事情が重なりグループ活動の遂行が難しい状況に至り、脱退を決めることになった」と知らせたが、その裏には複雑な背景があった。
ガウンの脱退発表の1週間前、JTBCの報道番組『事件班長』（原題）で、新人ガールズグループのメンバー1人が所属事務所の代表A氏から性的暴行に遭ったという疑惑を伝えたのだ。このグループがMADEINで、被害を受けたメンバーがガウンなのではないかという推測が出ていた。
所属事務所側は疑惑を否定し、MADEINは今年2月に1stシングル『MADEIN FOREVER』をリリースするなど、活動を続けた。
だが4月にはいると、脱退したガウンの家族が、所属事務所代表A氏に対する強制わいせつ告訴に関する記者会見を開いた。その場でガウンの母親は、「娘を守れなかったという罪悪感に心が焼け、人生そのものが崩れ落ちた」と涙ながらに訴えた。
こうしてメンバーに対する強制わいせつの真相をめぐる攻防が繰り広げられているなかで、5月14日にはスヘが活動中断を発表。所属事務所は「スヘは最近、個人的な事情により当分の間、休養を取ることにした」と伝えた。
メンバーの脱退と活動中断が続いたことで、「今夏」とされていた日本デビューも見直しとなった。所属事務所は7月7日、「MADEINの日本デビューに関して、当初予定していたスケジュールを大幅に見直すこととなった」と発表した。
そんな非常に困難が続いているなかで、8月6日に京セラドーム大阪で開催される「関西コレクション2025A／W」への参加のニュースに続き、新ユニットの結成が報じられたMADEIN。
日本人メンバーによるユニット「MADEIN S」の結成が正式発表されるのか、期待して待ちたい。
（文＝スポーツソウル日本版編集部）
◇MADEIN プロフィール
マシロ、ミユ、セリナ、ナゴミの日本人メンバー4人と、イェソ、スヘ、ガウンの韓国人メンバー3人で結成されたガールズグループ。Kep1er出身のマシロとイェソをはじめ、LIMELIGHTとしてデビューしたミユ、スヘ、ガウン、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に参加していたセリナとナゴミなど、デビュー前から知名度のあるメンバーで構成された。グループ名には、ファンの愛で作られたという意味が込められており、「WE MADE IN U」から。2024年9月3日、EPアルバム『サンスン（SANG SEUNG）』でデビュー。同年11月、ガウンが健康上の理由で脱退し、6人体制となった。
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