アジア人初のメジャー防御率1位リュ・ヒョンジン、MLBカムバック賞の最終候補に選出

10月15日、MLB.comはナショナル・リーグとアメリカン・リーグ両方から今シーズンの「カムバック賞」最終候補に選ばれた計6人の選手を発表した。

そのリストの中には、“コリアンモンスター”ことリュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)が名を連ねている。

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リュ・ヒョンジンは今シーズン29試合に登板し、182.2イニングを投げ14勝5敗を記録した。また、防御率は2.32と、アジア人として初めてメジャーリーグ全体の1位となる偉業も成し遂げた。

今シーズン、一時は防御率1.45という驚異的な数字を記録し“サイ・ヤング賞最有力”ともいわれたものの、3試合連続KOとスランプに陥った時期もあった。しかし、9月15日のニューヨーク・メッツ戦での復調を機に、シーズン終盤は再び好投を見せた。

2013年にメジャーリーグデビューを飾ったリュ・ヒョンジンだが、左肩手術の影響によって2015年シーズンを棒に振った。2016年シーズンに復帰したものの、1試合を投げた後に左肘の腱炎を起こし、手術のため再び離脱。それでも2017年シーズンは、7勝3敗の防御率1.97と、負傷の影響を感じさせない復活ぶりを見せた。

そして今シーズン、リュ・ヒョンジンは5月の月間MVP選出やオールスター戦の先発投手指名など、今までにない活躍を挙げている。

リュ・ヒョンジン

カムバック賞の最終候補には、ナ・リーグからリュ・ヒョンジンとともにジョシュ・ドナルドソン(アトランタ・ブレーブス)とソニー・グレイ(シンシナティ・レッズ)が選出された。ア・リーグからはルーカス・ジオリト(シカゴ・ホワイトソックス)、ホルヘ・ソレアー(カンザスシティ・ロイヤルズ)、ハンター・ペンス(テキサス・レンジャーズ)が選ばれている。

ドナルドソンは昨シーズン、怪我によって52試合の出場に留まったものの、今シーズンは155試合で37本のホームランを放った。また、昨シーズン防御率が4.90と落ち込んだグレイは、今シーズン31試合に登板し防御率2.87を記録した。

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