ホン監督は「天野は私が会った日本人選手の中で最悪だ。我々の選手とクラブを尊重しなかった」とし、「プロが金によって動くものでもあるが、彼は私に“(金は)関係ない”と言って残るとした。私はクラブ側に(横浜F・マリノスへの)レンタル料も多くできれば準備しようと言ったが、(天野は何も言わずに)全北に行った」と厳しく批判した。
直後、天野は全北現代のメディアキャンプで「タイミングを見れば全北から正式オファーが来た後、蔚山とミーティングをした。その場で残ると言ったが、それ以後に蔚山は11月中旬になって正式オファーをした」とし、「現場の温度差があった。契約について正式に話したことがなかった。全北からオファーがあると聞いた後、(蔚山は)ミーティングをしようと言ったが、私を全北に行かせたくなかったからだと考えるしかない」と反論した。
ホン監督はこの日も記者会見開始後、マイクを握り「我々のチームがイシューになっている問題があるが、(私はそれに関する)考えを明らかにし、その考えには変わりがない」とし、「私は(天野を)人身攻撃しなかった。日本で生活をしてみたし、尊敬する指導者も日本にはいる。天野にとって私が尊敬する監督のようになりたいと思った。結果的にそうはならなかった」と強調した。
その後、蔚山は異例とも言える2枚の資料を取材陣に配布。同資料で天野の発言に真っ向から反論した。
その資料によると、蔚山側は昨年7月、10月、11月にかけて完全移籍またはレンタル延長について議論し、合意を進めたという。年俸と条件についても相互合意し、11月3日に元所属チームの横浜F・マリノス(日本)に2度目の提案書を送った」と明らかにした。11月4日には天野に個人契約書を渡した」と付け加えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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