南野拓実&ファン・ヒチャン、CL6発大勝の若きザルツブルクは“第2のアヤックス”になるか

日本代表の南野拓実や韓国代表ファン・ヒチャンらが所属するオーストリアのザルツブルクは、昨季のアヤックスのような快進撃を見せられるだろうか。

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昨季、欧州サッカーの一番の話題をさらったのは間違いなく、オランダの名門アヤックスだろう。

先発メンバーの平均年齢24歳という若きオランダの雄が、UEFAチャンピオンズリーグのベスト4まで進出したのだ。

準決勝でトッテナムに惜しくも敗れたが、試合終了のホイッスルが鳴るまで勝敗の行方は誰にもわからなかった。トッテナムのFWルーカス・モウラの劇的な逆転ゴールがなければ、決勝に進んだのはアヤックスだったのかもしれない。

欧州の舞台に衝撃を与えたアヤックスのように、今季のCLではザルツブルクが“台風の目”になるといわれている。

ザルツブルクは9月18日のCLグループE第1戦で、ベルギー王者のヘンクに6-2の大勝を収めた。大量得点の中心には、アーリング・ブラウト・ハーランド(19)とファン・ヒチャン(23)の姿があった。このコンビは、オーストリア・ブンデスリーガで試合を重ねるごとに得点力が増してきている。

今季のリーグ7試合で全勝中のザルツブルクは、34得点のうち22得点をFW4人が決めている。ハーランド(11ゴール4アシスト)とファン・ヒチャン(4ゴール6アシスト)のほか、パトソン・ダッカ(20・4ゴール1アシスト)、南野拓実(24・3ゴール1アシスト)と、若き攻撃陣が火を噴いている。

国内リーグではザルツブルクに並ぶ相手がいないのも事実だが、攻撃陣の実力は今回のCLである程度証明されたといっても過言ではない。FW4人の平均年齢は21.5歳と、昨季のアヤックスよりもさらに若い。

CLデビュー戦の前半だけで驚異のハットトリックを達成したハーランドも、チームが“第2のアヤックス”になることを望んでいる。

ハーランドは「すべてのことが可能だ。昨季のアヤックスを知っている。私たちが新しいアヤックスになれたら良いだろう。(CLには)優れたチームが多く、難しいことはわかっている。しかし、私たちならできるはずだ」と自信を見せた。

ザルツブルクはオーストリア2部リーグのリーフェリングをセカンドチームとし、将来が嘱望される10代半ばから後半の選手たちを育成している。同クラブには、韓国代表キム・ジョンミンも所属している。このような育成機関の確立も、オランダ2部リーグのヨング・アヤックスを通じてトップチームへの人材を育てるアヤックスと似た点だ。

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