国際剣道界で疑惑を呼ぶ“日本びいきの判定”…韓国が問題解決に乗り出す

2019年05月16日 スポーツ一般

FIKはそれを受け入れており、3月9~10日に台湾で開かれたアジア地域の国際審判講習会からは、既存の日本人のほか、韓国と欧州連盟から1人ずつ講師兼評価官として参加した。

しかし今度は、何の予告もなしに自己評価を通じて、いくつかの人員だけを審判実習などに参加させ、脱落者は参観だけさせるという新たな問題を生じさせた。

シン副会長は「みんな私費(約65万ウォン=約6万5000円)を出して講習会に参加しているのに、予告もなしに評価され、2日目から参加できないようにした。韓国の審判たちも10人中5人が、最後まで履修できなかった」と話した。

審判の資質向上という目的のために開いた講習会であるにもかかわらず、一定レベルにある審判だけ選別して教育し、残された者には機会を与えなかったのだ。

一部からは、FIKは世界選手権に出る国際審判候補にも手をつけているという疑惑の目を向けられている。シン副会長は「講習会運営について不合理な点は明確に伝えた。評価に基づいて講習会をするのであれば、2つのグループに分けて運営するなど、内部競争を活性化しなければなら」と指摘した。

FIKや日本剣道界も、いつしか世界のトップレベルに成長した韓国剣道の声を無視することはできない。いつもより韓国が厳しい姿勢を見せているだけに、制度変更なども考慮しているという。

次回の世界選手権大会は、来る2021年にフランス・パリで開催されるだけに、日本勢に対抗するいくつかの国が審判文化の改善を主張する雰囲気だ。

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