日本メディアも注目する“最後の大将”こと元阪神タイガースのオ・スンファン(39)は、昔から変わらず今も脅威の存在だ。
【写真】「たくましい…」オ・スンファン、“腕太すぎ”な筋トレ姿
新型コロナウイルス感染症の防疫違反で代表辞退したハン・ヒョンヒ(28)に代わって合流したオ・スンファンは、ピンチの度にマウンドに立ち、韓国の守護神の役割を担っている。
去る7月29日に行われたイスラエルとの東京五輪初戦では、9回から登板して同回に同点ソロ本塁打を許したが、延長10回では無死三塁の危機から3者連続で打ち取り、韓国の6-5の勝利に貢献した。
さらには、8月1日に行われたノックアウトステージ初戦のドミニカ共和国戦でも、2点差でリードされた9回にマウンドに立ち、三者凡退に抑え、同回裏の逆転勝利への基盤を作った。
そして本日(8月4日)、横浜スタジアムで行われる準決勝で、日本と韓国が決勝進出をかけて激突する。
4日午前、日本の『デイリースポーツ』は韓国の戦力を紹介したなかで、オ・スンファンについてこのように伝えた。
「(韓国の)抑えは阪神で2年連続セーブ王に輝いたオ・スンファン。(力で圧倒した依然と違い)多彩な変化球を利用するスタイルになった39歳ベテランも手強い相手だ」
また、侍ジャパンの一員である捕手の梅野竜太郎(30、阪神)も、かつてバッテリーを組んだオ・スンファンについて、「日本では基本的に力で圧倒するタイプだったが、(今は)変化球を交えながらストレートを生かしている。緩急を使っているという印象」と警戒心を示した。
「オ・スンファンがいなければどうなっていたことか」という声も出るほど、39歳ベテランの存在感は大きい。
侍ジャパンとの因縁の“日韓戦”でも、オ・スンファンが“最後の砦”として立ちはだかるかに注目したい。
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