韓国女子ツアーの2021シーズン第4戦「第7回キョチョンハニー・レディースオープン」(賞金総額6億ウォン=約6000万円)が、5月7日から9日までの3日間にかけて、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)市のアイルランドCC(パー72、6650ヤード)で行われる。
国内初の外食フランチャイズ企業による韓国女子ツアー大会「キョチョンハニー・レディースオープン」は、今年で7回目の開催を迎える。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催が中止されたが、賞金総額は前回から1億ウォン(約1000万円)増額し、計7億ウォンとなった。
今年から新たにアイルランドCCで開催する今大会には、韓国女子ツアーを代表する実力者が大挙して出場。熾烈な優勝争いが予想されるなか、2年ぶりにディフェンディングチャンピオンの資格で出場するパク・ソヨン(28)が、自身初のタイトル防衛に挑戦する。
パク・ソヨンは前回の「第6回キョチョンハニー・レディースオープン」を制し、2011年のプロ転向から初となる優勝を果たした。
“166転167起”という修飾語も生まれるほどの粘り強さから“ダルマ”という別名も付けられたパク・ソヨンは「生まれて初めてディフェンディングチャンピオンの資格で出場するので、緊張感で妙な気持ちだ。一番好きな大会であり、長い間待っていた舞台なだけに、どの大会よりももっと頑張りたい」と決意を述べた。
続けて、「昨年はドライバーショットが上手く行かず成績が振るわなかった」とし、「今年は以前のパフォーマンスを徐々に取り戻している。特に今回のコースは風が強いので、ティーショットを低く打つことが重要だと思う」とコースの攻略法を明かした。
また、「今大会ではティーショットを正確に打つことに集中する予定だ。これまでは平均パットの順位が100位近くだったが、今大会で良い成績を残し、順位を60位以内に引き上げたい」と抱負を語った。
先週行われた今シーズン初のメジャー大会「CreaS F&C 第43回KLPGAチャンピオンシップ」で優勝し、故ク・オッキ氏以来39年ぶりに同大会でタイトル防衛に成功したパク・ヒョンギョンも今大会に出場する。
パク・ヒョンギョンは、「今大会は個人的に好きなスタイルのコースで開かれるので楽しみにしている」とし、「普段からチキン料理を好んで食べていることもあるので、“キョチョンハニー・レディースオープン”はいつも嬉しく感じる」と笑顔で述べた。
今大会のコースについては、「冬季トレーニング前にこのコースでラウンドを回ってみたが、リンクスと山岳地形の2つのコーススタイルが混ざっているような気がした」とし、「当時は、私の強みであるアイアンショットを上手く発揮できれば、ここで良い結果を残せると思った。このコースで活躍することがとても楽しみだ」と意気込んだ。
本大会で生涯初優勝含む3連覇を果たしたキム・へリム(31)にも注目だ。2007年のプロ転向から通算6勝を挙げている彼女は、2016年の第3回大会で初優勝を果たし、2018年の第5回大会まで3年連続でトロフィーを掲げたことがあった。
「先週の大会でショット感覚を取り戻せたので自信が付いた状態。“良い成績を残せる”と前向きな気分だ」と好調ぶりを明かしたキム・へリムは、「今シーズンはどの選手も風に苦しめられていると思うが、誰が最後まで集中力を保てるかが成績に大きな影響を与えそうだ」と語った。
続けて、「本大会は私のゴルフ人生でも決して容易でない記録(同一大会最多連続優勝回数)を生み出した大会なので、どの大会よりも愛着がある。でも、欲を出すとパフォーマンスにネガティブな影響を与えかねないので、ほかの大会と同じ気持ちで準備する」と目標を明かした。
過去にアイルランドCCで優勝した経験のあるオ・ジヒョン(25)、チェ・ヘジン(21)の活躍にも期待される。
オ・ジヒョンは2016年と2017年に「BCカード・ハンギョンレディースカップ」が開催された同会場で2連覇した経験があり、翌2018年の同大会ではチェ・ヘジンが優勝している。
両選手が過去の良い経験を思い出し、再び優勝の栄光を享受することができるかにも注目だ。
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