韓国女子ツアーの2021シーズン開幕戦「ロッテレンタカー女子オープン」(4月8~11日、賞金総額7億ウォン=約7000万円)が、4月9日までに第2ラウンドを終えた。
初日目で単独首位に立ったジャン・ハナ(28)は2バーディ・3ボギーの1オーバーと苦しみ、通算3アンダーでイ・ソミ(22)と並ぶ2位タイに後退。
代わりに1イーグル・3バーディ・3ボギーの2アンダーを記録したイ・ダヨン(23)が、通算5アンダーで首位に浮上した。
この日、4バーディ・1ボギーと好調なショットを披露したイ・ソミは「今日は午前に打ったが、(午後組だった)昨日よりは風があまり吹かなかった。風が吹く分、コースが難しい分、しっかり攻略して賢くプレーしようと考えた」と、イーブンパーで7位タイだった初日目から上昇できた要因をコメント。
続けて、「普通は3ホールぐらい打ってみないとその日のショット感覚がわからない。残りラウンドでもまず3ホールを打たないと正確な戦略は立てられないが、まずはグリーンオンすることだけを重点的に考える」とし、「今シーズンの目標は当然優勝。アスリートは欲がなければならない。上半期1勝、下半期1勝だ。上半期が終わるまでには必ず優勝したい」と並々ならぬ意欲を明かした。
一方、まさかの大失速となったのが、昨シーズンに初優勝含む2勝を挙げたパク・ヒョンギョン(21)だ。
彼女は4~7番ホールに4連続ボギーをするなどショットが乱れ、結局1バーディ・7ボギーの6オーバーを記録。通算でも3オーバーとなり、前日2位タイから24位タイまで大きく順位を下げてしまった。
また、3年連続で大賞(年間MVPに相当)を受賞しているチェ・ヘジン(21)は5バーディ・1ダブルボギー・3ボギーと浮沈の激しいショットでイーブンパーに終わり、通算1アンダーで前日と同じ5位タイにとどまった。
チェ・ヘジンは第2ラウンド終了後、「ミスが出たときにリカバリーができず残念だった」と悔しさをにじませつつも、「仕上げは上手くできたようだ」と語った。第3ラウンドに向けては「今までは適応の期間だったと考え、明日からは自分のスタイルで攻撃的に進めつつも、安全に進めるときは安全にプレーする攻略を立てる」と意気込んだ。
ほかでは、初日目に2オーバーと出遅れたディフェンディングチャンピオンのチョ・アヨン(20)が、3バーディ・2ボギーの1アンダーで11位タイに浮上し、同じく5オーバーと苦しんだ昨シーズン新人王のユ・ヘラン(20)も5バーディ・2ボギーの3アンダーと復調。前日60位タイから18位タイまでジャンプアップした。
Copyright @ Pitch Communications Ltd. All rights reserved.
前へ
次へ