韓国プロ野球の首都圏A・B球団が、所属選手のいじめ疑惑に関して慎重に検討する意向を明かした。
去る2月21日夜、とあるオンラインコミュニティに、「首都圏のA・B球団に在籍する投手D選手とE選手から高校時代に暴力を受けた」という内容の書き込みが掲載された。
自身の名前を公開した投稿者は、D選手とE選手のいじめに苦しみ、現在も後輩や同期から連絡が来ていることを明かした。続けて、「このことで彼らの素顔が暴かれるのを願う。因果応報を受け、一生顔を上げられないようになることを願う」と切実な思いを伝えた。
首都圏A・B球団は、加害者と名指しされたD選手、E選手との面談に臨んだ。D選手とE選手はいずれも、面談で被害者と主張する投稿者の書き込み内容を否認した。
A・B球団は「事件当時の周辺人物とも連絡を取り、事実を確認する。被害者と主張する人物にも連絡する計画だ。事案は厳重なだけに、慎重にアプローチする」と明らかにした。
一方、D選手とE選手が3年生時、当該する高校の監督を務めた指導者C氏は、今回のいじめ疑惑浮上と関連して次のように語った。
「2015年4月に監督に就任した。赴任以前に台湾キャンプで事件が発生し、その事件によって私が監督を引き受けることになった。今出ている話は、台湾キャンプ当時のことではないかと思う」
「私も今、DとEに関する記事を見ている。あまりに大きな事件だったし、監督赴任後、再発防止のため午後9~10時まで選手を見守って管理していた。被害者と主張する選手の名前と顔も覚えている」
C氏が語ったキャンプでの事件は、去る2015年3月に韓国国内で広く報じられていた。首都圏とある有名高校の海外キャンプで過酷行為があった事件だが、当時は学校や教育庁が事件をもみ消そうとしたという疑惑が持たれていた。
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