ファン・ヒチャン(23・ザルツブルク)が天国と地獄の両方を味わった。
10月28日に本拠地レッドブル・アレナで行われたオーストリア・ブンデスリーガ第12節ラピド・ウィーン戦で、韓国代表FWファン・ヒチャンが先発でフル出場した。
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前半34分のPKを外してしまう場面もあったが、その4分後にアーリング・ハーランドのゴールをアシストするなど、3-2の勝利に貢献した。日本代表FW南野拓実も先発出場し、後半21分までプレーしている。
ファン・ヒチャンはハーランドとツートップを組み、試合に臨んだ。ザルツブルクは前半31分にドミニク・ショボスライのPKで先制すると、その3分後に再びPKのチャンスを得るも、ファン・ヒチャンのキックが相手キーパーに読まれて得点には至らなかった。
それでも前半38分、ファン・ヒチャンのパスに抜け出したハーランドが追加点を決め、ザルツブルクが2-0とリードを広げた。このアシストは、ファン・ヒチャンのリーグ通算7回目、シーズン通算12回目となるアシストだ。
だが、ラピド・ウィーンに前半ロスタイムで1点返されると、後半42分にはマテオ・バラッチのゴールで同点に追いつかれてしまう。しかし、後半ロスタイムにズラトコ・ユヌゾヴィッチがフリーキックを直接狙いゴールネットを揺らし、ザルツブルクが3-2で劇的勝利を収めた。
この勝利で10勝2分と無敗を維持したザルツブルクは、勝ち点32で首位を守った(2位は勝ち点29でリンツ)。次の試合は、10月31日に3部所属のASKエブライヒスドルフとオーストリア・カップでベスト8進出をかけて対戦する。
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