横浜F・マリノスから全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースにレンタル移籍した元日本代表MF天野純(31)が今、韓国Kリーグで話題の中心に立っている。
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はじまりは蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)を率いるホン・ミョンボ監督のとある発言だった。
ホン監督は去る1月11日に報道陣と会った際、「天野は私が会った日本人のなかで最悪だ。我々の選手とクラブを尊重しなかった。プロはお金によって動くこともあるが、私に“(お金は)構わないから残留する”と話した。私はクラブ側に(レンタル元の横浜FMに)レンタル料を多く払えるのであれば準備しようと言ったが、(天野は何の話もなく)全北現代に行った」と天野を厳しく批判した。
これに対し天野は翌12日、全北現代のメディアキャンプ記者会見で「蔚山に残ると言ったのは事実です。ただタイミングを見ると、全北から正式オファーが来た後、蔚山でミーティングをしました。その場では残ると伝えましたが、11月中旬になってようやく条件が伝えられました。現場の温度差に困惑しました。契約について正式に話したことはなかったのに、全北のオファーを聞いた後にミーティングをしようと言ったこと自体が、僕を全北に送るのが嫌でそうしたのだろうと考えるしかありませんでした」と反論した。