韓国代表FWファン・ヒチャン(25、ライプツィヒ)が、174日ぶりにシーズン2ゴール目を決めた。
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ファン・ヒチャンは3月4日(日本時間)、ホームのレッドブル・アレーナで行われたヴォルフスブルクとのDFBポカール準々決勝で、ライプツィヒが1-0とリードした後半43分に追加点を挙げた。試合は2-0でライプツィヒが勝利した。
これにより、ライプツィヒは2018-2019シーズン以来2年ぶりとなる準決勝進出を果たしている。
この日もベンチスタートだったファン・ヒチャンは後半39分から途中出場し、そのわずか4分後にゴールをマークした。前回のゴールから174日ぶりで、今シーズン2得点目だった。
ファン・ヒチャンは、ライプツィヒでのデビュー戦となった昨年9月12日のDFBポカール1回戦で1ゴール1アシストを記録して以降、長い沈黙が続いていた。
これまで、負傷離脱や新型コロナウイルス感染によってコンディションが整わなかった。それによって出場機会も得られず、今回のヴォルフスブルク戦前までブンデスリーガで9試合、DFBポカール1試合、UEFAチャンピオンズリーグ2試合にのみ出場。その大半は途中出場だった。
出場機会に恵まれなかったファン・ヒチャンには今冬でのレンタル移籍も浮上した。ただ、ユリアン・ナーゲルスマン監督の慰留によって、ファン・ヒチャンはライプツィヒに残ることを決めた。
ライプツィヒ残留後も立場に大きな変化はなかった。それでも、ファン・ヒチャンは限られた出場機会の中で印象的なプレーを見せてきた。
これまで決定的なチャンスを何回も逃してきたが、今回は違った。ファン・ヒチャンはFWエミル・フォルスベリ(29)のシュートの跳ね返りを右足で押し込み、ついにゴールネットを揺らして見せた。久しぶりのゴールを初得点と同じカップ戦で決められたことも、彼にとって良い思い出だったはずだ。
ファン・ヒチャンには、来る3月6日に行われるブンデスリーガ第24節フライブルク戦で、ライプツィヒでのリーグ戦初ゴールに期待したい。
一方、ホルシュタイン・キール(2部)所属の韓国代表MFイ・ジェソン(28)は、ロートヴァイス・エッセン(4部)とのDFBポカール準々決勝でフル出場。ゴールやアシストこそ決められなかったが、チームの3-0の勝利に貢献した。キールはクラブ史上初の準決勝進出を決めた。
来る8日に行われる抽選会の結果次第では、ファン・ヒチャンとイ・ジェソンによる韓国人対決が見られるかもしれない。
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