ロシアW杯からウルグアイ戦まで…上昇気流に乗る日本と韓国の直接対決は実現するか

韓国と日本がロシア・ワールドカップを機に上昇カーブを描いている。

代表チーム同士の対決はないが、間接比較を通じて互いに競争するように力を示している形だ。アジアを越え欧州・南米チームとも対等に戦っている。

韓日両国は、ロシア・ワールドカップへの道のりが険しかった。

韓国は予選脱落の危機を迎えるなか、最終予選の途中に監督を交替する厳しい状況に置かれた。日本はワールドカップ開幕をわずか2カ月後に控え、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、韓国と同じく国内の監督を指名した。

結果はそれなりに出た。韓国は初戦と第2戦で連敗したが、当時FIFAランキング1位のドイツを2-0で下し、世界のサッカー史に新たな1ページを刻んだ。最終順位は32チーム中19位だった。

日本は1勝1敗1分けでアジア勢で唯一決勝トーナメントに進出した。グループリーグのポーランドとの最終戦では決勝トーナメント進出のための“ボール回し”が波紋を呼んだが、いずれにしてもグループリーグを突破した。最終順位は15位だった。 

ロシアで示した希望が、新監督体制で行われた9~10月のAマッチにつながっている。

両チームは同じ4カ国を招いて親善試合を行い、結果的に互いのスコアを間接比較する状況になった。

韓国はパウロ・ベント監督のデビュー戦となった9月7日のコスタリカ戦に2-0で勝利し、4日後には南米王者のチリと0-0で引き分けた。

10月の2連戦も意味があった。ロシア・ワールドカップでベスト8に進出したFIFAランキング5位のウルグアイに、ホームで2-1で勝利したのだ。16日に行われた北中米のパナマとの試合は予想外に2-2の引き分けとなったが、ドイツ戦から続く上昇ムードをホームでつなぐことができた。

(関連記事:ウルグアイ戦で3年ぶりゴール。G大阪ファン・ウィジョは韓国代表“ワントップ争い”の最右翼だ

日本もそうだ。9月7日に予定されたチリ戦は競技が行われる予定だった北海道で地震が起こり中止となったが、4日後にコスタリカに3-0で完勝し、10月のAマッチ2連戦も全勝した。パナマに3-0で勝利し、乱打戦の末ウルグアイを4-3で下し、森保監督就任後、3連勝を記録している。 

アジアカップで韓日戦が行われれば“ビッグバン”となる

両チームの9~10月の試合結果は日本が少し上回っている。だが、スコアを見て間接比較することには限界がある。

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